57歳から新しいフィールドで挑戦。「社外でも活躍できる」と実感
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様の取り組み
【週4社員(週1複業)の実践者】カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 西村仁様
【週4社員法人での仕事内容】人事サポート業務
【複業先での仕事内容】店舗運営指導
今はどのような業務をされていますか?
現在はグループ推進部に所属しています。社員のやりたいことや能力を引き出しながら各部署にアサインする人事サポートをしています。
今回週1出向に参加する前は、今後のキャリアについてどのように考えていましたか?
参加者 西村さん:私は今57歳です。60歳になるまでのこの3年間で、新しいチャレンジをしたいと思っていました。ですが社外でやるのはハードルが高いと感じていました。
人事の方から会社のモデルケースとして複業をやってみないかとお話をいただきました。
これまで私は店舗の業務経験はあったので、その経験が他の会社で活かせればと思い挑戦しました。
別の会社に週1日出向すると聞いた時どう思いましたか?
参加者 西村さん:私は今までTSUTAYAの店舗運営事業をメインにやっておりましたが、これまで関わったことがない事業をされていたので、自分の経験値が生かされるのかは不安でした。
そんな中、まずは出向先の企業の基盤事業である飲食事業の運営改善の仕事をお願いしたいと依頼があり、その仕事であれば今まで自身が携わってきた、フランチャイズ店舗のパートナーとしての助言や提案、課題解決などの経験が役立つのではと思いました。
週1日のスケジュールを教えてください。
参加者 西村さん:お店がオープンする11時にお店に入り、店長と店内の掃除をしたり運営のサポートをして現場の仕事をします。そして運営指導の窓口の方と運営の課題の洗い出しを行います。
午後〜夕方にかけては、窓口の担当者の方と気づいた課題を協議してレポートにまとめて幹部の皆さんに送ります。大阪の店舗で2回覆面調査を行い、試食してクオリティチェックをしたこともありました。
出向先の企業の仕事は、木曜か金曜のどちらかでやっていました。調整が必要な場合には午前のみ仕事をして別日に午後稼働するなど、フレキシブルに対応しながら週8時間働けるような形で実施しています。
CCCと出向先の企業の仕事時間を分けて時間管理することで両立しています。
働かれる中で注意していたことはありますか?
参加者 西村さん:もちろん会社の文化の違いがありますので、思っていることを単刀直入に伝えるのではなく咀嚼して伝えることを意識していました。先方もお考えがあると思うので、配慮しながらお互いに気を遣いながら間合いをとって仕事を進めるようにしています。
やってみての感想はいかがでしたか?
参加者 西村さん:本業と違う働き方は初めてで、楽しいです。
出向先の企業の社長から「飲食だけではなく教習所の方もみてください」と依頼していただきました。社長にそう言っていただけるのは嬉しく、モチベーションが上がります。
出向先の企業には今回3ヶ月延長していただけることになりました。やってよかったと、パワーの源になります。
私くらいの年齢の人は、新たなフィールドで活躍できる場があればどんどんやった方が良いと思います。自分のモチベーションのひとつになります。
今後、他の企業にも通用するなら是非チャレンジしてみたいです。5社くらい色々な企業で並行して掛け持ちで仕事をしてみたいです。
同時に色々な会社で働いた方がもっとネットワークも広がりが出ると思いました。今回やってみて、社外で同時に働くことができるんだ、という自信に繋がりました。
人事としての感想を教えてください。
人事部 孫さん:西村仁さんは、今まで店舗運営事業をずっと経験してきた方です。良い意味で能力が外でどう活かせるのか楽しく拝見させていただきました。実際やってみると、やはりニーズがあり「社外でも活躍できる」と実感できました。
今回週1複業に参加して、印象が変わりました。キラキラしていました。
そしてやはり現場に入る力はすごかったです。ご自身でお店の床の黒ずみを取るところまでやっており、最後汗をかくところまでやるというCCCの現場の強さを感じました。隣で見ていて私も勉強になりました。
ぜひ他の社員の方も切り口を見つけて、自分の可能性を見つけてほしいなと思います。