社外での仕事に初挑戦。より安定した状態で新たな挑戦に取り組むことができた

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様の取り組み

 

【週4社員(週1複業)の実践者】カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 小島 類様

【週4社員法人での仕事内容】人事企画

【複業先での仕事内容】人事制度設計

現在はどのような仕事をしていますか?

参加者 小島さん:2006年にCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)に入社し、十数年間にわたり、フランチャイズ加盟店のTSUTAYAやそのオーナー様のサポートを担当してきました。

4年前に人事部に異動し、新卒採用や人事評価制度の運用、そしてキャリア自律を促進する人事企画を中心に担当しています。

 

プログラム参加前はどうキャリアについて考えていましたか?

 

参加者 小島さん:私は今40歳ですが、ずっと同じ会社で新卒から働いてきました。そんな中で社員のキャリア自律を促すための仕掛けを担当するようになったこともあり、自身も社外に出た時に、どれだけ他者にとっての価値を生むことができる存在なのか、自身に問いかける機会が増えてきました。

頭の中でそんなことを考えていたからかもしれません。会社から本プログラムの参加を聞いた時に、考えるよりも先に即座に「行きます」と答えていました。

 

出向する前はどう思われていましたか?

参加者 小島さん:人事領域の仕事は4年間経験してきましたが、新卒採用、社員の育成、評価制度などがメインで、人事領域の仕事全体について把握できているわけではありませんでした。そのため、先方に期待値にどれだけ応えられるのか不安はありました。

 

初めて違う組織で働いてどうでしたか?

参加者 小島さん:とにかく楽しかったです。毎週金曜日に出社していたのですが、その日を心待ちにしている自分がいました。

私の複業先での業務は、先方の人事部門で実施している各種ミーティングに同席したり、社員の方との1on1や面接への同席などを通じて、今の人事部門の状況を掴ませていただくことがベースとなっています。そこから感じた課題感や仮説をベースに、先方からいただくオーダーに応えたり、取り組むテーマをこちらから提案させていただいたりしています。具体的には、人事部の業務効率化を図るため、採用業務の管理FMTを整えたり、採用フローの標準化などをご提案しています。

 

週4社員ドットコムの他の複業プラットフォームにない優れた点は、自分だけで解決できない課題があったとしても、社内でその知識を持っている人に相談することによって課題解決できる幅が広がることです。労務など自分がこれまで業務経験のない分野についてもたくさん勉強させていただきました。

 

もちろん最初は、週1の頻度ではキャッチアップが難しいと感じていましたが、先方が自分に対しても全く飾らずに、「ありのまま」の部門の状況を開示していただけたことで、共通認識を持つことができ、そこを起点に業務を進めることができたと思います

 

さらにそこからコミュニケーションを重ねることで先方との距離が近づき、徐々に先方組織の課題の解像度が上がっていき、より先方にとっての価値を生むための仕事に近づけている感覚を持てたことが、やりがいを感じる要因でしたね。

 

最後に「契約更新して、弊社で仕事を続けてほしい」と言っていただいたことは、私にとって大きなモチベーションになりました。それがCCCでの仕事のモチベーションにも繋がっています。

本業との両立はどのように工夫していますか?

参加者 小島さん:周りのメンバーは快く送り出してくれました。自分でも既存の仕事の質を落とさないように意識をしていましたし、予定をあらかじめ組んで動いていたことで、多少忙しくなっても業務時間内に落としこめたと思います。先方で得た知識や経験を、CCCに還元することを今後積極的にやっていきたいです。

 

このプログラムはどのような方におすすめしますか?

参加者 小島さん:自ら自走できる30歳前後の中堅社員になってから週4社員に挑戦をすることをおすすめします。ある程度自分の経験がある状態で行った方がより世界も広がると思います。

特に30代前半は、結婚や出産などのライフイベントが多く、キャリアを見つめ直す機会が増えます。転職も一つの手段ですが、それなりのリスクを伴います。週4社員であれば、より安定した状態で新たな挑戦に取り組むことができることが魅力的です。

今後は、自らが感じた楽しさやワクワクを他の人にも広める推進役として、積極的に活動していきたいと考えています。

 

人事からみての感想はいかがでしょうか?

人事部 孫さん:彼は、新卒からCCCで働いているため、今回が初めて社外での仕事となりました。そのため、最初の1〜2ヶ月は先方との距離の取り方などに苦労したと思います。しかし、2ヶ月くらい経つと、自ら距離感やコミュニケーションの取り方を工夫し始め、先方からも好意的な反応を得られるようになりました。この変化は非常に良かったと感じました。

 

最後の1ヶ月では、明確な変化を感じることができました。